放射線取扱主任者の試験と仕事内容

放射線取扱主任者試験

 

放射線取扱主任者の試験は基本的に誰でも受けられます。第1種及び第2種は主任者試験に合格すると合格証が交付されますが、その合格証だけでは放射線取扱主任者には選任できません。放射線取扱主任者免状を取得するには、さらに資格講習の受講が必要となります。

 

第1種及び第2種の放射線取扱主任者試験は、文部科学大臣登録試験機関である財団法人原子力安全技術センターによって行なわれます。

 

第1種は8月下旬に2日間行なわれ、第2種は第1種試験の翌1日間行われます。第1種と第2種の試験を同時に受けることも可能です。

 

試験会場はは札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪市、福岡市の6箇所となっています。

 

第1種試験は2日間にわたって行なわれ、全課目択一式問題でマークシート方式となっています。1日目は、物理学、化学及び生物学のうち放射線に関するものが6問、物理学のうち放射線に関するものが30問、化学のうち放射線に関するものが30問出題されます。

 

2日目は、放射性同位元素及び放射線発生装置による放射線障害の防止に関する管理技術、並びに放射線の測定技術に関する課目と、生物学のうち放射線に関するものが30問、放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律に関する課目が30問出題されます。

 

第2種試験も全課目択一式問題であり、マークシート方式です。放射性同位元素による放射線障害の防止に関する管理技術Ⅰから5問、放射性同位元素による放射線障害の防止に関する管理技術Ⅱから30問、放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律に関する課目から30問出題されます。

 


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