放射線取扱主任者の試験と仕事内容

放射線取扱主任者の資格講習

 

第1種及び第2種主任者試験に合格して免状を取得するには、さらに資格講習を受講することが必要となります。

 

第3種の場合は主任者試験が不要であり、直接この資格講習を受講すればよいことになっています。資格講習を受講してその修了試験に合格すると、本人の申請により文部科学大臣の免状が交付されることになります。

 

資格講習は放射線取扱主任者への実務や実技講習を主体としています。第1種の資格講習は5日間にわたって行なわれます。

 

1日目は、放射線安全管理の基本、異常時の措置と対策、非密封放射性物質の安全取扱法、汚染除去法と放射性廃棄物の処理に関する講習が行なわれます。

 

2日目は、放射線防護に関する量と単位、密封小線源の安全取扱、モニター等の構成と線量測定についての講習が行なわれます。

 

3日目は放射性物質濃度の測定について、4日目は放射性物質濃度の測定や、表面汚染密度の測定及び汚染除去についての講習が行なわれます。

 

5日目は、放射線の安全管理、装備機器や発生装置の安全管理についての講習が行なわれ、最後に修了試験が行なわれます。

 

第2種の資格講習は3日間行なわれます。1日目は放射線測定と放射線測定実習、2日目は放射線安全管理の基本、密封放射性同位元素の取扱いの安全管理、そして密封放射性同位元素の取扱いの実習が行われます。

 

3日目は、事故や危険時の措置と対策、放射線施設の安全管理、放射線施設の安全管理(2)、実習レポート講評があり、修了試験が行なわれます。第3種の資格講習は2日間となっています。

 


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